NO.743
坂名:開運坂
住所:東京都文京区大塚

今回は、文京区大塚にある開運坂について取り上げてみたいと思います。
場所は、東京メトロ丸の内線・新大塚駅から南西に徒歩3ほどのところにある坂道です。
前に取り上げた小篠坂【NO.742】からなら北東に徒歩6分ほどのところにありました。

[坂下あたりの様子と坂名について]


開運坂【NO.743】1
写真1

まずは坂下あたりの様子です。(写真1)
坂道の大部分はまっすぐな形状で、勾配はそれなりにある具合でした。

坂名については、中腹あたりに坂の由来が書かれた案内板があったので、いつものように抜粋させていただくとですね、
『この坂名は、講道館の創始者で教育家の嘉納治五郎(1860~1938)によって名付けられたとされる。かつて坂上北側に講道館の道場があり、開運坂道場と呼ばれた。また、坂上突き当りには嘉納治五郎邸もあった。講道館とは、嘉納治五郎によって明治15年(1882)に創設された柔道の道場であり、柔道の研究教授とその普及振興をはかる教育機関として発展し、現在に至っている。開運坂道場は、嘉納邸に隣接した場所に下富坂道場(小石川区下富坂町。現、文京区小石川一丁目)の建物を移築し、明治42年に開場した道場である。開運坂道場には、全国から多くの柔道家が集まり研鑽が積まれた。また、大正期には、ここで女子への柔道指導が本格的に開始された。その後道場は、昭和8年(1933)に水道橋へ移転した。』
とありました。

なんと、嘉納治五郎氏が命名した坂道だったんですね。

嘉納治五郎といえば、個人的にはのちにアニメ化もされた柔道漫画「YAWARA!」の主人公・柔の祖父「猪熊滋悟郎」のモデルの人という感じで記憶に刻まれていたのですが、まさか坂道でこういうつながりがあるとは思っていなかったですね。

ちなみに、いつも僕が参考にしている坂道本では、この嘉納治五郎命名のことは触れられていなくて、「由来はわからないが、縁起の良いことを願っての名であろう」とか、事実がわかった今ではある意味お気楽な予想がさらりと書かれてありましたね。

[坂上あたりの様子]


開運坂【NO.743】2
写真2

坂上あたりの様子です。(写真2)
まっすぐなつくりですが、今昔マップで古地図も見てみると、掲載されている一番古い明治42年の地図では、すこし下ったあたりで、写真2でいえば右に曲がっているという具合の書き方でした。

なので、このまっすぐ感からも、それなりに整備されて、いまの景色になったのでしょうね。

ということで、すこし前の写真での紹介となりましたが、今回はこんな感じです。

地図:東京都文京区大塚


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